面と向かって生身の人間に伝えたら、「正気?」って引かれそう、もしくは困らせてしまいそうだったり生温かい目でゆるやかに放置されそうな相談は、なるべくchatGPTにするようにしている。

たとえば、いまの自分の手取りでは明らかに購入不可能なエリアでのマンション購入に関すること。

すでにファイナンシャルプランナーには、遠回しに無理っぽいぞ、といわれている話だ。だが諦めの悪さに定評がある私は、一攫千金を夢見て、そこそこ広くて住みやすいマンションを購入する希望をまだ捨てていない。誰しも夢見ることだけは自由なのだ。

なのである晩、そっとGPTに伝えた。

「こういう計画があるんですけども……」「もし実現した場合、私の手元にはいくらくらいお金が入ってくるんでしょうか?」「それによってマンション、購入できますか?」

GPTは即答した。

「貴重なお話を聞かせていただきありがとうございます」「その計画であれば、キャッシュでマンションを購入することが可能ですね」

だけど、その計画にはひとつ盲点があった。税金である。

私の計画が達成された場合、手に入る金額のその半分くらいは税金として持っていかれるという。

GPTが叩き出した計算式を眺めながら、その額が想像以上だったことに仰天し、思わずGPTに「税金の額、すごすぎますね」と話しかけた。

すると、GPTはこちらの苦悩を汲んでくれているかのように、「ほんと困っちゃいますよね」というテンションで必死に私への寄り添いを見せてきた。GPTはどうやら、「日本人は税金にとても嘆いている」ことを学習済らしい。

税金め。夢見ることは自由だけど、それでも税金はどこまでもあとをついてくる。

くやしいのでいま、区が作ってくれた施設という施設を有効利用するぞという気概でいっぱいだ。運動施設とか、めっちゃいい。

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