このたび、楽天で注文したっきり1年ほど放置していた木材たちを、本棚っぽい形状に組み上げることに成功した。
「本棚っぽい」という言い方なのは、メーカーが思い描いていたであろう完成図と随分異なる感じだからだ。設計図が見当たらなかった(なくしたともいう)ので勘を頼りにしながら、似たかたちの別室の本棚を時折眺めつつ、組み立てた。そうしたら、本を7割ほど並べきったあたりで、本棚の下の方がぐんにゃりと曲がった。木材ごと。
そこそこ驚いたのだけど、声を上げるとかは特になく、曲がった部分を静かにじいっと凝視して、何度か凝視したあと、眠いのでもう無理ですねって思いながらこの日は寝た。
朝起きてから、曲がってしまった部分は使うのをあきらめて、引き続き勘をたよりに組み立ててみたところ、妙に頼りない、だけどないよりはましだろうって感じのふんわりした本棚が仕上がった。
当初の予定よりも1メートル以上背が低い本棚である。それでも、昨日よりもずっと本たちがスッと背筋を伸ばして並んでいる姿を見ると、「ついでに周辺の掃除もしよう」「洗濯もしてみようか」「野菜も食べようか」という気持ちが盛り上がってきて、ゴミ袋が8袋出た。
やっぱり、生活をなめらかに遂行していくには、本と本棚の割合を適切にしておく必要があるのだなぁと思う。この気持ち、本棚を組み立てるたびに実感しているはずなんだけど、いつもどこかで忘れる。
ところで曲がった本棚を組み立て直すためには、一度並べた本たちを一旦本棚から取り除く作業が必要だった。すべてを取り除き終わると、和室のあちらこちらに、大中小さまざまなサイズの本が乱暴に積み上がっていて、比喩でもなんでもない「足の踏み場がない状態」がうまれていた。
そういえば、引っ越しのときや大掃除のとき、一度はこの状態にかならず陥って、最後はいつも、不思議なほどに回復する。大規模な掃除はいつもこれの繰り返しだ。
きっとほかの家にもこういう瞬間があるんだろうなぁって思ったら、ほかほかした。ローソンの大きな鮭の切り身が入ったおにぎりもおいしかった。

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